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ライブドア株主の被害救済へ、弁護団が説明会

ライブドア事件で、損害を被った株主の被害救済を目指す「ライブドア株主被害弁護団」が、昨日、東京都千代田区の九段会館で、株主を集めた初の説明会を開いたらしいです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060305-00000016-yom-soci

まぁ決算資料などが改ざんされていた訳ですから、株主様のお怒りはゴモットモで、だれかがこういう動きを起こすだろうなとは想定してました。彼らの言い分は「不当に高い株価で株を買わされたので、本来の価格を算定し、差額を被害額にしたい」とのことですが、本来の価格の定義があいまいで、その価格を算定するのは弁護団だというのです。

はて?そんな算定ありなのでしょうか?
損害賠償を起こす原告が算定するものが「ライブドア株の本来の価格である」と誰が思いますのでしょうか。極端な話、監理ポストに宛てられた現在の価格が「本来の価格」と言い張られば、弁護団はまる儲けじゃないですか。こういうものは第三機関に依頼し、第三者の目で算定して頂かないと正しい適正値は出ないと思うのです。

それから、もう1つ疑問に思うことがあります。
小泉さんではありませんが「株は自己責任」だということです。
そもそもこの方たちは何を思ってライブドアに投資されたのでしょうか。
かつて松下幸之助氏はこう言いました「株はその会社を心から応援したいと思ったら買いなさい」と。つまり、私利私欲、営利目的のみで株を買うなということです。この弁護団の訴訟に参加する人の中で、果たしてどれだけの人が本当にライブドアを応援したいと思っていたでしょうか?おそらく殆どの方は「大損したから許せない」という思いだと思います。
その思いが悪いとは言いませんが、株をやるには甘すぎる考えだと思います。

現在は情報氾濫の世界です。荒波のように次から次へと押し寄せる情報の波を受け止め、その情報を自分で正しいのか間違っているのかを分析して取捨選択しなければ、生き残っていけない世の中なのです。そして情報を取捨選択するのも自己責任なのです。
決算情報が間違っていた。粉飾決算だった。その事実は確かに違法で裁かれるべきではありますが、だからと言って「投資家が損した分を補填しろ」というのは、いささか飛躍したお考えのようなきがします。

この裁判の行方がどうなるのかは分かりませんが、裁判官の皆様には、どうか世論に流されず、冷静な裁判を行って頂けることを切に願います。


2006-03-06 02:32  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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