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博報堂は悪徳広告会社か?

博報堂も障害者郵便悪用 家電店に提案、1100万通
http://www.asahi.com/national/update/1108/TKY200811070406.html

国内第2位の大手総合代理店博報堂が、大手電器量販店などをけしかけ、障害者団体向けの「低料第3種郵便物」制度を悪用してダイレクトメール(DM)広告を格安で郵送していたらしい。博報堂は約1100万通のDM広告を量販店から受注し、実際の業務は大手印刷・通販会社「ウイルコ」に再委託し、「管理進行料」などとしてマージンを得ていたという。正規の郵送料との差額として少なくとも約4億4千万円。

いやはや…これは道義的にかなりまずいだろう。博報堂。
しかも醜いのは大手家電量販店、博報堂、ウィルコの間での責任のなすり合い。

大手家電量販店は「博報堂から『安くDMが郵送できます』『制度を使うことには何の問題もありません』と説明されたので信じた」としており、博報堂のせいにしている。

で、一方の博報堂は「ウイルコから『制度を使うことに問題はない』と提案されて採用した。福祉制度を意図的に利用しようとしたものではないが、結果として制度の趣旨を逸脱することとなり認識が甘かった」と言っており、今度が下請会社のせいにしようとしている。

家電量販店のコメントは信用できるが、博報堂のコメントはハッキリ言って信用できない。なぜなら下請会社がリスクを負ってまでやる意味がほとんどないからだ。この制度悪用ビジネスモデルにおいて、もっともリスクが少なく一番誰が得するかということを考えた場合、管理マージン料として利益を中間搾取していた博報堂だ。この場合のマージンもおそらくとんでもない高額に違いない。博報堂はそのためにマージン料を答えることができないのではないか。

この場合における博報堂のコメントは「すべて下請けのせいです。私たちは知らなかったんです」と被害者面をしている。私が考えるに、おそらくこのカラクリは、博報堂が下請のウイルコに「低料第3種郵便物」を使ったDM発送方法を考えろみたいなことを要求したのではないかと思う。ウイルコは言われたまま調査し、問題ないことを博報堂に報告、実行したのではなかろうか。私の考えが正しければ、博報堂は福祉制度を意図的利用どころか、はじめから悪用するつもりバリバリだったことになる。しかし、こう考えればなんとなく辻褄があっているのではないか?

まぁ、これはすべて私の予想なのですけどね。。。
でもこの制度を悪用した意識だけは、博報堂はあったと思いますけどね。じゃなければあまりにも馬鹿すぎるでしょう。


2008-11-09 09:35  nice!(5)  コメント(1)  トラックバック(0) 

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Ryrico

初めまして。ぶった切りブログ、楽しく読んでおります!
これは完全に、家電量販店の責任転嫁ですよね。やましいことがなければスッと答えられるはずなのに・・・日本はどいつもこいつも馬鹿ばっか。
まあ、そう嘆いているだけでは何も変わらないのですが。。あまりにも馬鹿が多くてさすがに幻滅します。

ところで、「国籍法」の改正案がヤバイことになっているとの話題がありますが
さんたまさんはご存知でしょうか?
どうも、河野太郎が出した改正案らしいんですが、お時間がありましたらこちらをご覧ください
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/
上記のサイトだけで判断するのは危ないと思いますが、ちょっと適当にネット上を探せば同じような情報が、たくさんでてくるのです。
是非、政治関連の話題を書いていらっしゃる方にも知ってほしいです!
by Ryrico (2008-11-20 14:16) 

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